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人生を彩る就勝エッセイ

  • 第1回 「表情」は思っているより大切、というお話。

    「面接時に役立つ、一瞬で好感度を上げるコツ」教えて!というリクエストが西宮大学生から届いた。

    “一瞬で”とはずいぶん都合のいい話だな~と思ったが、よくよく考えると

    過去に『なぜか好かれる人になる36のルール』という本で“一瞬で好感度を上げるコツ”

    いうキャッチフレーズを表紙に入れて売り出したのはこの私だったことを思い出し、

    ここは出し惜しみせずに就活に取組む後輩達に向け、全5回でそのヒントやコツをお伝えしていきたい。

     


     第一回目の今回は表情の重要性について。

     


    約18年前に大学を卒業した私は一部上場 IT 企業に就職し、男性社員ばかりに囲まれ服装の模索時代にあった。

    どんな格好で会議に?どんな格好でプレゼンを?

    そんな私も、今はイメージコンサルタントとしてお客様をお店にお連れして、ビジネス及びプライベートで彼らのお洋服を選ぶ、立ち居振る舞いを指導する、そしてイメージアップさせる!という仕事をしている。

    一年の半分近くはお客様と買い物に出かけているが、ショップスタッフの方はイメージコンサルタントの役割を理解して下さっており、

    私が一緒の際は出過ぎず、控えめ過ぎずの絶妙な塩梅で接客サポートをしてくれる。連携プレーだ。

    先日、銀座にある某セレクトショップに伺った時のこと。

    初対面だったショップスタッフの男性が終始無表情、私と目も合わせることもせず、 当のお客様にはご満足頂き仕事は無事に終わったものの、

    一方ショップスタッフの様子については仕事後も心に引っ掛かり、「あの店員さん、私のことが嫌いだったのだろうか?」「私の態度が気に食わなかったのだろうか?」

    基本的にいつもポジティブモードの私にしては珍しくその日の夜はモヤモヤモードのまま床に就いた。

    結局、なぜ彼が私に好意的でなかったのかは解明できないまま1週間が過ぎた。
     

     

    そんな時、ひょんなことから、ショップスタッフの彼が私に好意的ではない、という考えは単なる思い込みで、実際にはいい人だったのかも・・・と思い至る出来事がおこった。

     

     

    それは地下鉄の降車駅で不足金額の清算をしようと精算機の前で切符がない!と焦った日の出来事。(途中の乗換駅でごみと一緒に切符も捨てていた!なんたるドジ)

     

    1、途中駅までの切符は買っていたことを信用してもらい必要な精算額だけ払うことで許される
    2、再度乗車駅から途中駅までの料金、および降車駅までの不足料金の支払いを求められる
    3、無条件に始発駅からの料金を徴収される

     

    いずれの判断が下されるのかドキドキしながら駅員さんに事情を必死に伝える私...を見ながら終始無表情の彼。目も合わせてくれない。この心の通い合わない感じは決断3が下される可能性大だと覚悟しつつ駅員さんが口を開くのを待った。
    すると


    「今回はこちらの切符を差し上げますので、この切符でそのまま出てください。」

     

    「・・・・えっと?はい。わかりました。すみません。」

     

    切符を無くすという失態でペナルティがあっても然るべきところを、むしろ本来清算が必要だった不足料金も免除頂き、まさかの大変ありがたい、お答え。
    なのに!なのに!
    それを言っている時の駅員さんの表情が親身な返答内容と全く一致していなかった為、私の脳には好意的なことを言ってくれているということがその場では伝達されず、

    「嬉しい」、「有難い」という感情が沸き起こるタイミングを逸してしまったのだ。

    なにもアメリカ人風にウィンクをしながら言って欲しかった、とまでは言いわない。

    けれど、もし、彼に笑顔があったなら。せめて少しでも口角があがっていたのなら。

    100歩譲って目だけでも合わせてくれていたのなら。私はその場で駅員さんに多大なる好意を抱き、しっかりとお礼も伝えられていたはず。

     

    そこで思い出したのが過日のショップスタッフの男性。

    彼の動きを思い出すと、「このパンツに合うブルー系の靴下を持ってきてください」「ワンサイズ上を持ってきてください」そんな私の指示に、以心伝心、我が意を得たりな靴下をテキパキと数種類持ってきてくれ、気になっていた別のデザインの靴に関しても先回りしてワンサイズ上を用意してくれていたり。

    そう、彼も冷静に思い起こせば対応はとても“好意的かつ、仕事も出来る人”だったのだ。にも関わらず、彼には笑顔が皆無だったため、私の中にはどちらかと言うと反抗的でやる気もなかったかのようなイメージが残ってしまったのだ。

     

    視覚が人に与える印象の大きさたるや恐るべし!

     

    本当は前向きでやる気もあるにも関わらず、表情が物足りないせいで、本来あなたが相手に与えられる好印象の半分も面接官には残せていない、ということが起こってはいないだろうか?


    a.
    話している内容は素晴らしいが、表情に笑顔がない
    b.
    話している内容はフツーだが、表情が笑顔で活き活き
    この二人では、 bの学生の方が好印象を残すという事実。

     

    さあ、いますぐ始めるべきは鏡に向かって笑顔の練習。

    面接官の話を聞いている時は、閉じている口の口角をいつもより1cm上げるようにしよう。

     

    表情のある無しが好印象を残せるか否かに影響力大の大なのだ。

     

    もちろん目指すべきは


    c.
    話している内容も素晴らしく、表情も笑顔で活き活き

     

    であることは言わずもがなだが。

     

PROFILE

高野優梨

高野優梨さん

大学卒業後、IT企業にて大手証券会社に対するシステム営業を約5年間担当。
顧客のナマの声を聞きだし案件受注に繋げる中で「外見や話し方によって相手の受け止め方は大きく異なる」ことを痛感する。2005年に有限会社グローバルスタイルを設立。個人向けイメージコンサルティング、パーソナルコーチング、企業向けファッション及びコミュニケーション研修を行う。著書に『働く女性はみんなキレイを手にできる』(日本語版、韓国語版)、『「なぜか好かれる人」になる36のルール』(中経出版)がある。

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