安定した市場で売上を伸ばし続ける企業
当社は、自動車部品やベアリングの加工を行う研削盤を製造し、大手企業などの工場に供給しています。また、もう一つの製造アイテムである「ピーリング、RMシリーズ」は、冷熱間圧延されたバー材表面のキズや脱炭層などを効率よく取り除く機械で、日本で製造しているのは当社だけです。
当社が景気に左右されることなく安定した売上を上げられているのは、高い技術力はもちろん、このような業界的な背景も後押ししています。将来も車がある限り、ベアリングがある限り、安定して売れる商品ですが、当社は常に新しい技術を取り入れるための研究開発にも努力を惜しまず力を注いでいます。「モノづくり」を軸に、これからもどんどん進化していきたいと考えています。
両頭平面研削盤
自分で作った機械を海外工場へ。3年目からは海外出張も!
当社の取引先には大手自動車メーカーが多くありますが、近年、国内の製造業は海外に進出しています。それに伴い、当社も約7割から8割が海外への納品となっています。当然ながら、自分が作った機械が海外の工場で使われることもしばしば。機械は、技術職、製造職のスタッフ自ら海外に出張して現地工場での取り付け、動作確認、操作指導などを行います。海外で自分が組み立てた機械が動いているのを目の当たりにするのは、まさに感無量です。
「機械」というと、理系学部出身でなければできない仕事のように思われがちですが、当社では文系、理系を問わず、ものづくりが好きな人が集まり、仕事をしています。
入社後は、現場でまず機械について学んでいただきます。半年で一通り専門用語の意味を理解し、1年ぐらいで部品の組み立てや調整のお手伝いができるようになります。3年後には、組み立てた機械を一人で海外出張に行って据え付け、動作確認までできるようになるでしょう。
スタイリッシュな工場で、やりがいを持って働く
少数精鋭の会社なので、「自分の力で何かを変える」ことができるのも当社の魅力のひとつ。ひとりひとりの影響力が大きいので、「知識がものすごく豊富な○○さん」「人望があってなんでも相談できる○○さん」など、人にスポットライトが当たりやすく、社員みんなが得意を活かして仕事をしています。
当社は、受注から製造、部材の輸入業務、機械の組立、調整、試運転、完成後の出荷、船積等の輸出業務、現地工場での据え付け、操作指導まで自社で一貫しておこなっているので、そのぶん仕事の幅は広いですが、やり切ったときの大きな達成感は仕事の醍醐味です。
2014年に池田工場から西宮名塩に工場を引っ越しました。自然の中に違和感なく馴染むスタイリッシュな工場は、デザイン事務所に設計を依頼し、天井を高くするなど随所にこだわりが見られる社員自慢の工場です。カジュアルなスタイルで、大きな機械をダイナミックに組み立てて働くスタッフの姿をぜひ見に来てください。
敷地内にあるテニス/フットサル兼用コート
社員インタビュー

奈良大学 文学部 文化財学科卒業(2015年入社)
子どもの頃から、組み立てが好きでよくプラモデルを作っていました。文系就職で内定をもらっていたのですが、ものづくりに携わる仕事をしたいという思いに区切りをつけられず、ダメ元で受けたのが大昌精機でした。文系出身なので機械についてはまったく未知の世界でしたが、とにかく飛び込んでみました。
現在、入社3年目です。この仕事は1000分の1ミリを削る精密な作業があるかと思えば、機械に入り込んで作業するようなダイナミックな組み立てもあります。どちらも楽しいです。
先日は、初めてひとつのユニット(機械の一部分)を一週間ぐらいかけて組み立てました。組んでみて動かないときは先輩に原因を聞いたり、自分でも調べて「組み直し」も経験しました。このような経験で得た知識を蓄積して、もっとスムーズに組み立てられるようになりたいです。この機械は、中国の工場に出張に行って据え付けも自分でさせてもらいました。実際に動いているところを見ると感無量でした。
今後は、後輩の指導も仕事のひとつになってきます。できるだけわかりやすく組み立てや機械のことを伝えられるようになりたいです。
私は女性初の製造職採用なのですが、この仕事は細かい作業や部品の整理整頓など、女性に向いている作業もたくさんあると感じています。ぜひ、女性の後輩も増えて欲しいですね。