特殊作業船を自社で所有。ダイナミックな仕事が魅力
今から約100年前、西宮の酒やビールを船に積む港湾荷役や運送業をしていたのが我社のスタートです。建設業に参入したのは、昭和30年代に入ってから。当初は基礎杭工事などの専門工事を行なっていましたが、昭和50年代以降は、一般の公共工事も請け負うようになりました。
現在は、「創造環境工事」「陸上工事」「海上工事」を3本柱に事業展開しています。一番の強みは、特殊な作業船を所有しているということです。荒れた海でも仕事ができる船で、日本で唯一、我社のみが所有しているものもあります。発電所工事や埋め立て工事などでは欠かせない作業船で、これまで千葉の銚子沖と北九州沖の洋上風力発電所の工事などにも携わりました。日本のみならず海外からの要請もあり、活躍しています。
街作りを体感。文系出身者も「施工管理者」になれる
代表取締役 礒野雅文氏
新卒採用の募集職種は「施工管理」です。施工管理の仕事は、簡単にいうと工事の現場監督。スケジュール通りに作業が行われるよう管理をしたり、職人さんに指示を出したり。理工学部や土木工学部など理系のイメージがありますが、我社では社長の私を含め、ほとんどが文系学部出身者です。現場全体を見る役割なので、土木建築の知識よりもコミュニケーション能力が大切。技術的な知識は入社後に学べますので、ぜひ文系学部の人も応募してください。
入社後は、仕事の全容を理解するためにまずは「公共工事」に携わり一般土木の基礎を学んでいただきます。3年から5年は施工管理を経験して、土木施工管理の資格を取得。その後は、本人の希望や適性に応じて営業や総務の仕事に携わっていただくことになるかもしれません。
職人さんなどたくさんの人とチームになって仕事をするので、「人と関わること」が好きな人ならこの仕事を楽しめると思います。若いうちは前向きな気持ちとやる気だけで十分です。教育環境は整えていますので安心してください。
将来的に会社を大きくしようとは思っていませんが、現状維持していくには新しいことへのチャレンジが必要です。基礎工事については、これまでは高速道路や橋梁工事など大型重機を利用した工事が多かったのですが、今後は都市の再開発、ビルの建て替えの需要が増えることが予想されます。現在、そのような工事に適した重機を導入するなど、時代を見越した体制を整えているところです。
我社は建設業という業種柄、「安全に日々が過ぎていく」ことを何よりの理想としています。職場は自由に発言できる雰囲気でなければいいアイデアは出ませんし、萎縮した雰囲気だと事故につながります。そのため、風通しのよい明るい社風を大切にしています。「仕事が楽しい」ということは、会社も家庭もよい状態だということ。それが一番です。
昨年は素晴らしい若者が2人も入社してくれました。初めての新卒採用なので研修や人材教育などに不安があり、正直、今までは「一緒にやっていこう!」という気持ちでしたが、現在は教育体制も整っています。今後は、毎年2名ほど定期的に新卒採用をしていく予定ですので、興味のある人はぜひご応募ください。
新入社員インタビュー

父に憧れて、文系学部から建設の道へ。
大学は法学部で公務員をめざして予備校にも通っていたのですが、建設業界で働いている父のようになりたいと思うようになり、建設関係に絞って就職活動を始めました。第一建設機工株式会社は、中小企業ながらに大手企業と取引があったり、全国で我社しかない船を持っていたり、土木建築だけでなく海上工事もしていることに魅力を感じました。
今は、役所との折衝や下請け業者との打ち合わせなど、わからないことが多くて毎日が勉強ですが、上司があたたかい人ばかりで親切に教えてくださるので、楽しく仕事をしています。今の目標は、早く一人で現場を任せてもらえるようになること。将来は、施工管理だけでなく大きな重機も動かせるよう資格を取りたいです。
私は文系出身なので入社時は心配でしたが、実際仕事をしてみるとハンディは感じません。文系でも理系でも現場に出るのは初めてという点では同じで、スタートに差はないと思います。一緒に頑張りましょう。
白石大樹
埼玉県駿河大学 法学部卒業(2016年卒)
わからないことは何でも聞ける、風通しのいい会社
学生時代から建築を学んでいて、建築や土木の分野で就職活動をしていました。会社説明会で作業船の話を聞いて、「ここでしかできない仕事をしてみたい」と思いました。今は公共工事に携わっています。これまでに、尼崎の排水機場の解体工事の写真撮影と西宮市内のマンホールの蓋の入れ替え作業を経験しました。マンホールの蓋を替えるといっても、2班で一日10個ぐらいが限界です。これまで約600個の蓋を替えましたが、街を歩いていて自分が替えたマンホールの蓋を見つけると、それだけでなんだか嬉しいです。
仕事は、上司や職人さんたちが優しく丁寧に教えてくれます。気を遣うことなく質問できる社風なので安心して仕事ができています。今はいつ戦力になるのか自分でもわからないような状態ですが、早く一人前になれるよう目の前の仕事を頑張りたいです。
岡林芽生
京都建築大学校 建築科卒業(2016年卒)