こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回は、Web面接/動画面接のプラットフォームHARUTAKAとその運営会社ZENKIGEN、さらには代表取締役CEOの野澤比日樹さんの経歴、キャリアについて紹介していきます。新しいツールですので、使い方や料金設定も記事中で紹介しています。通常のWeb会議(オンライン面談)ツールについては、こちらの記事で説明しています。
https://sakuranavi.jp/archives/16254/
HARUTAKAの運営会社であるZENKIGENは、2020年3月24日にシリーズAで8億円の資金調達にも成功している注目のスタートアップです!それでは見ていきましょう。
目次
HARUTAKA(ハルタカ)とは?
Web面接/動画面接のプラットフォーム
HARUTAKAは 株式会社ZENKIGEN(ゼンキゲン)が提供するWeb面接/動画面接プラットフォームです。TV会議、オンライン会議では、zoomが人気で利用されるようになっていますが、このHARUTAKAは採用/ 面接に特化しているのがポイントです。
Web面接については、現在のコロナウィルスの自粛ムードによってかなり加速しているので、トレンドを掴んだサービスですね。また、一次面接をWeb面接/動画面接にすることで、面接にかかるコストの削減も図れますよね。一時的ではなく長期的に使われるものとなりそうです。
以前から、接客/営業系を採用する人事の方は、書類による一方的なコミュニケーションではなく、最初から双方向的なコミュニケーションを見たいということもよくおっしゃっていました。まさにそのニーズに応えるサービスと言えそうです。
HARUTAKAの使い方
Web面接(ライブ面接)のやり方
選考に参加する際にご登録のメールアドレス宛に「no-reply@harutaka.jp」から招待メールが送付されます(迷惑メールに振り分けられないよう、予めドメインを登録しておくといいかもしれません。)
招待メール内のURLリンクをクリック(タップ)すると、ライブ面接開始画面に遷移します。「ライブを開始」を選択し、環境を整えた上で、接続してくださいね。接続するまでは相手企業には見えていないので、落ち着いて調整しましょう。
動画面接(動画エントリー)のやり方
企業から送られてくるURLもしくは専用のエントリーURLに遷移して、エントリーを選択しましょう。これでエントリーは完了です。
エントリーすると、選択式の設問などが表示されるので、慌てずに答えましょう。知らずにエントリーしてしまうと、焦ると思うので、基本的なことは事前に準備しておけるといいですね。
動画設問が出てきたら、動画を撮影して設問に答えましょう。撮影が終わり、アップロードすると動画面接は完了です!
HARUTAKAの料金設定
初期費用+月額費用という料金設定がされています。
なんと初期費用は2020年3月末まで無料キャンペーンをやっているので、導入するのであれば早めがいいかもしれません。
月額費用については、登録数(選考実施数)に応じて変わるようです。より詳しい情報を知りたい方は、ぜひ資料を問い合わせてみてくださいね。
HARUTAKAの運営会社はZENKIGEN(ゼンキゲン)
2020年3月シリーズAで8億円を資金調達
2020年3月24日にシリーズAで8億円を調達されたそうです。
リード投資はWiL, LLC.で、株式会社デライト・ベンチャーズ、PKSHA SPARXアルゴリズム1号投資事業有限責任組合等が引受先となる第三者割当増資での調達です。
シードラウンドではグロービス・キャピタル・パートナーズなどから2億円を調達しており、今回のシリーズAと合計で10億円の調達となりました。今後の成長に期待ですね!
ZENKIGENの会社概要
ビジョンは「テクノロジーを通じて、人と企業が全機現できる社会の創出に貢献する」。
社名の由来となっている「全機現」とは、「人の持つ能力の全てを発揮する」という意味を持つ、禅の言葉だそうです。より多くの人が「全機現」できる社会をつくるべく、テクノロジーを活用したプロダクト、サービスを提供している企業です。
会社の基本情報は以下のとおりです。
会社名 | 株式会社ZENKIGEN |
所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル6階 643区 |
役員 | 代表取締役CEO 野澤 比日樹 取締役 水野 宇広 社外取締役 仮屋薗 聡一 社外取締役 石井 雅也 特別顧問 鄭 雄一 |
資本金 | 209,907,000円(資本準備金含む) |
事業内容 | WEB面接/動画面接プラットフォーム『HARUTAKA(ハルタカ)』の企画・運営 『NEXT HR CONFERENCE』の運営 |
(株式会社ZENKIGENHPより)
ZENKIGENの採用情報
エンジニア、コーポレート、ビジネスの3職種があり、現在はエンジニア、ビジネスの2職種で採用をしています。
ビジネス職は、セールス、カスタマーサクセスの2つに分かれています。2020年3月現在の社員数は20名と、今まさに拡大するところと言えるでしょう。この環境で営業やCSの経験を積めるのは、非常に魅力的ですね。
まだまだ新しく、これからより良くなっていくサービスだと思うので、トレンドに乗った自社サービスでUI/UXを改善する経験を積みたいエンジニアの方もぜひ応募してみてください!
ZENKIGEN( HARUKATA運営)代表取締役CEO 野澤 比日樹さんのキャリア
1998年:新卒で株式会社インテリジェンス(現:パーソルキャリア)に入社。
1999年:創業期のサイバーエージェントに入社。大阪支社の立ち上げ、社長室、事業責任者などを経験し、マザーズ上場を支える。
2011年:ソフトバンクアカデミアに外部1期生として参加。孫会長の声掛けもあり、ソフトバンクグループに社長室付けで入社。SB Power株式会社の設立、電力小売事業の立ち上げなどを経験。
2017年:株式会社ZENKIGENを創業、代表取締役CEOに就任。
というキャリアです。
サイバーエージェントでは、個人として最高賞である社長賞、組織として最高賞であるCAJJ賞を受賞するなど大活躍されていたそうです。責任者として取り組んだ事業では当時の最短で営業利益1億円を超えたということで、かなり売上を作れる人だったことが窺えます。
孫会長直々の声掛けで、ソフトバンクグループの社長室に入社したというエピソードは驚きですね。1998年当時のインテリジェンスもスタートアップですから、立て続けに事業立ち上げをしてきたキャリアだと言えそうです。
最後に
zoomのような企業が上手く行っている中で、採用のシーンに絞って事業を作っているのは、非常に面白いですよね。採用面接の場合、個人情報管理や採用/選考進捗管理のようにミーティングでは発生しない管理業務が発生するなど、個別性が高いので、zoomだけだとどうしても不便な点は出てきそうですよね。
採用管理とシームレスに繋ぐことができれば、人事担当者からのニーズも大きいと思うので、今後のさらなる成長に期待ですね!
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。