こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
コロナにより世界中が今、激動の世の中となっておりますが、先日4億円の調達をリリースしたエイシングについて調べてみました。
目次
エイシングの事業について
2016年設立のエイシングは岩手大学発AIベンチャーです。
独自のAIアルゴリズムであるDBT(Deep Binary Tree)は既存のAIアルゴリズムでは不可能だったエッジでの学習、調整不要な逐次学習をできるようにしたことで、多数のスタートアップアワードを受賞しました。
経済産業省のJ-Startupで日本のユニコーン候補92社にも選出されています。数億円の資金調達をし、国内・国外の大手企業とのアライアンス締結を進めるなどIPOに向けて事業を推進中です。
エッジAIのスペシャリストとして産業変革を目指す企業と言えます。
エイシングとオムロンの提携について
大手電気機器メーカーであるオムロンとも提携しています。世界最速の組み込み型AIを開発するエイシングの強みを活かして、制御機器用AIエンジンを共同開発中です。
エイシングのディープ・バイナリー・ツリー (DBT)」とは?
「DBT」は高精度、軽量かつオンライン学習が特徴のエイシング独自のAIアルゴリズムのことです。
関連するアルゴリズムとして
①「DBT-HS(High Speed)」
②「DBT-HQ(High Quality)」
をリリースしています。
「DBT-HS」はマイクロ秒単位での高速動作が特徴なのに対して、「DBT-HQ」は「DBT-HS」に比べて精度を最大50%まで向上させた高精度型のアルゴリズムと特徴が異なっています。
この2つの独自開発アルゴリズムによって顧客のニーズに応じ速度重視か精度重視かを使い分けたソリューションを提供できるのが、エイシングの強みの一つです。
エイシングの代表取締役、出澤 純一 さんについて
2004年早稲田大学ビジネスコンテスト「ワセダベンチャーゲート」最優秀賞。
2008年早稲田大学大学院理工学研究科精密機械工学専攻の後、修士卒業後は会社経営と並行しAIアルゴリズムを研究する。
2016年12月株式会社エイシング 代表取締役CEO就任。
エイシングの調達について
最新の資金調達は、シリーズ B ラウンドのフォローオンで4億円を調達しています。主な出資者は、第一生命、スパークス・グループなどです。
シリーズ B ラウンド全体においては、2019年11月実施の3億円の調達と合わせて7億円。2017年6月のシリーズ A ラウンドの約2億円の調達と合わせ、累計調達金額は約9億円となっています。
参照:https://thebridge.jp/2020/03/aising-series-b2-round-funding
エイシングの採用/求人について
以下の3つの職種をコーポレートサイトでは募集されております。
- AIコンサルタント
- データサイエンティスト
- 組込エンジニア
大学発ベンチャーというのは大変興味深いです。東北出身の私としては岩手大学発という点からも、勝手ながら応援しております!